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猫二匹と三兄弟、夫と認知症の義母と同居中な障碍者保育士

病気のこと…僧房弁閉鎖不全 手術

当時、誕生日が来れば23歳になる春でした

 

入院前に二度ほど通院して

自己血輸血のための採血をしました

手術中に輸血が必要になる可能性が高いので

予め自分の血をとっておくのです

 

僧房弁閉鎖不全の手術には二通りの処置があります

弁形成…自分の弁をそのまま生かしてチクチクっと修正する

メリット

・異物が入らないので術後しばらくしたらワーファリンなどの投薬が不要になる

・女性の場合、妊娠出産が可能である

デメリット

・いずれ再手術になる可能性が高い

・再手術の場合、リスクが大きくなる

 

弁置換…弁そのものを人工弁または生体弁に取り換えちゃう

メリット

・人工弁の場合はほぼ交換不要、再手術の可能性は低い

デメリット

・生涯にわたってワーファリンの服用、管理が必要

※実は生体弁の場合は①の弁形成と同じメリットデメリットになります

 

わたくし、若かったので妊娠出産を考えて

なるべく弁形成か最悪生体弁への交換という選択肢で手術する方針でした

 

 

手術はもちろん全身麻酔

手術室に入り

医師が数字を数えるよ~1…で意識が途切れ

気が付くと集中治療室にいました

声をかけられるも呼吸器が入ってて答えられない状態でウトウト・・・呼吸器をガバッと外されてうげぇ~ってなって、のどはヒリヒリカラカラで思うように喋れなかったのを覚えています

 

「弁形成できましたよ、傷口も綺麗に縫えましたよ」

医師がとても嬉しそうに言ってくれたのが印象的でした。

 

集中治療室に一泊して、翌日には一般の部屋へ移動。

普通食の昼食が出されました

起き上がれないので、おにぎりになってたんですが

それを食べようとしたタイミングで

 

   真っ白

 

 

・・・気が付くと再び集中治療室でした

術後は脈が不安定になることがあり、

どうやら心不全状態、脈が遅~くなったらしい

目覚めて、めっちゃ怖かったです

手術前後よりも怖かった!

 

出戻りで集中治療室に2泊ほどした後は

かなりゆっくりペースでリハビリを進め

その後は順調、ゴールデンウィーク前頃には退院することができたのでした

 

 

6人部屋で過ごした日々

両足の巻き爪の手術で入院してたおばあさんがお喋りで、冗談ばっかり(下ネタ6割)言うんで、心臓手術後のメンバーは笑って笑って傷が痛くてしょうがなかった(笑)

 

カテーテル検査で隣のベッドに入院したおばあさんは

検査の後出血が止まらず、お亡くなりになった…

とても凛とした素敵な方でした

 

今の私くらいの歳の方、「退院したらラーメン食べたいわ~!!」が口癖だったなぁ

 

楽しい病室だったなぁ

 

 

病気で実感したこと

感謝の気持ちでいっぱいになります

食べられることも 喋れることも 歩けることも

すべてのことに感謝です

生きている奇跡にありがとうです

一日、一日がより大切になります

 

さて

そして

これから間もなく

二度目の手術に向かいます

前回よりたくさんのリスクの説明を受けました

前回より失いたくないものがたくさん増えました

前回より心は強くなってるよ

 

大好きな人に、

大好きな仕事に、

大好きな世界に

また戻ってこれるよう

頑張ってきます

 

 

・・・続きは、数日後

・・・起き上がれるようになったらかな?!